素麺の上手な茹で方と家庭での保存法
素麺は「茹で方」が命だといわれている。ここからは揖保乃糸資料館そうめんの里にある「レストラン庵」の春名保政料理長にも加わってもらい、おいしい茹で方と家庭での上手な保存法のアドバイスをしてもらった。
【おいしい素麺の茹で方】
- 大きめの鍋を使い、沸騰したたっぷりのお湯の中に素麺をパラパラと入れる。お湯の量は1人前2把100gに1リットルのお湯が目安。
- 沸騰するまで強火で茹で、再び沸騰すれば吹きこぼれない程度に火加減を調節する。茹で時間は1分30秒〜2分が目安。
にゅうめん・炒め物等にする場合は、再加熱を考慮して、あらかじめ茹で時間を短め(1分〜1分30秒)にしておく。
- 麺が茹で上がったら素早くザルに移し、水で粗熱をとった後、流水でしっかりもみ洗いする。

【家庭での上手な保存法】
- 直射日光が当たらない風通しの良いところに保存する。湿気がこもりやすい場所に置いておくとカビや虫がつきやすいので、床下収納や押入は避ける。
- 冷蔵庫に入れる場合は、タッパウェアやチャック付の袋などの密閉容器に移し替えておく。匂いの強いものと一緒に保存すると匂いが素麺につきやすい。冷蔵庫の中でも冷えすぎない野菜室に入れておくのがお勧め。
- 素麺は呼吸しているので、木箱のまま保存する時は、ときどきフタを開けてやり、素麺の状態を確かめる。
- 長く保存すると、どうしてもカビや虫、油臭が発生しやすくなるので、賞味期限内のできるだけ早いうちに食べる。
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