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じばさんも応援します!地産地消への取り組み
第4回 相生のカキ(相生牡蠣)
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第2回 播州手延素麺 揖保乃糸
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第1回 ぼうぜ鯖
西播磨の9人の匠たちがIFFに出展
地場産業4社がギフト・ショーに初出展
vol.23 西播磨の優れた皮革工芸を全国に発信!
vol.22 インタビュー 姫路城で花開く平成の菓子文化
vol.21 首長インタビュー 旧市町の特色を生かしながら市民が参画する市民主体のまちづくりを
vol.20 首長インタビュー 林業の再生を目指して『宍粟らしさ』が息づく街づくりへ
2012年発行
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第2回 播州手延素麺 揖保乃糸

決め手になった「手延」ならではのうまさ

 こうした努力が揖保乃糸ブランドを確立し、全国最大のシェアを占めるまでに至ったのだが、最大の決め手となったのは味。「手延素麺ならではのうまさ」ではないかと、揖保乃糸資料館そうめんの里の齋明寺啓介支配人は話す。

 よく知られるように、小麦粉に塩水を加えて練ってやると粘りが生じる。この粘りの正体がグルテンというたんぱく質で、この粘着性と弾性を持ったグルテンをいかに形成させるかが麺のうまさを左右するといわれている。

 この点、手延素麺である揖保乃糸は、文字通り麺生地をねじりながら延ばしていく。ただ延ばすのではなく、ちょうど縄をなうように生地をねじりながら延ばしていくので、グルテン繊維が縄のように複雑に絡み合い、それが麺の腰の強さや歯ごたえの良さに通じるのだという。

 しかも、こうしてできた揖保乃糸の断面を見ると無数の穴があいており、麺を茹でる際に湯がその穴の中に浸透していくためにより均一に麺が茹であがり、さらなるおいしさにつながっていくというのである。

 

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