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西播磨の9人の匠たちがIFFに出展
地場産業4社がギフト・ショーに初出展
vol.23 西播磨の優れた皮革工芸を全国に発信!
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大反響を呼んだ和素材と皮革のコラボ。
今後も本物の良さをバッグに託して全国に。
和装工房 匠(高田和裁) 高田典浩さん

──本業は和裁のお仕事だと聞いていますが?

 はい。30年ほど前に母が始め、自宅で着物の縫製の仕事と和裁教室を開いています。私自身は10年余りこの仕事をやっています。


──皮革との関わりはどういうきっかけで?

 数年前に姫路技能職団体連合会の会合で、あるタンナーの方と出会いまして、せっかく姫路は優れた天然皮革の産地なんだから、これを使って私がやっている和装関係の仕事とコラボレートさせることができないかと漠然と思っていたんです。
 で、19年度に姫路市皮革産業活性化事業研究会に、自分用にコラボレートかばんが出来ないか、と相談したところ、いっしょにやろう、ということになり、皮革に博多帯をコラボレートさせたかばんが完成。私自身、すごいものができたと思いました。またお弟子さんや知り合いの女性たちにも大好評で、こんな感じの女性用バッグをつくってくれないかという要望が出たんです。
 私としてもデザインが限られる男性用のカバンには限界を感じていましたし、女性用バッグならデザインの幅もバリエーションも広がる。何よりも女性は「自分だけのもの」「オンリーワン」に対するこだわりが強いですから、これは面白いかもしれないと試作を始めてみたんです。

──それが今回のIFFへの参加ということに?

 お陰様でバイヤーの方からはものすごい反響で、東京の某百貨店で4月に企画展を開かせていただくことも決まりましたし、通販会社からも多くの引き合いがありました。

──反響を呼んだ理由は何だったのでしょう?

 大島紬や博多織といった高級和素材や漆塗りのパーツ類と天然皮革を組み合わせ、伝統技術と本物の良さを融合させた、今までどこにもなかったオリジナルなバッグだったこと。その和素材も単に表地に使うだけじゃなく、マチの部分に使ったり、裏地に別染めの絹を用いるなど、「さりげない」贅沢感と高級感を醸し出したことが大きな反響を呼んだ理由だと思います。
 こうした高級和素材は、私自身も製品化に失敗したらどうしょうと悩んだぐらい超高価なものですから(笑)、そうした素材を、たとえばバッグを開いたときなどに周りの人たちにさりげなく見せる──それが女性たちの自己満足や優越感をくすぐると、バイヤーの方たちも思われたんじゃないでしょうか。

──鹿革を用いた和装のマントコートも目を引きましたが?



 はい。あの鹿革は姫路のタンナーの方に、縫製をしやすいように丹念に丹念に薄くすいてもらったものなんです。タンナーさんの優れた技術があったればこそできたと言えます。


──最後にIFFでの成功を踏まえて、今後の夢などをお聞かせください。

 今回は出品までに時間がなかったことと、デザインや縫製技術のクオリティの問題もあって、最終的な製品づくりは東京の業者さんにお任せしましたが、やはり将来的にはデザインも縫製も地元の方たちにお願いし、皮革についてもタンナーの方たちと一緒に勉強して、1から10まで地元でまかなえるようにしたいですね。皮革の産地である姫路ならではの、天然皮革と伝統素材が絶妙のコラボレーションを見せる素晴らしいバッグをつくっていきたいと考えています。

──私たちも大いに期待しています。本日はありがとうございました。


●和装工房 匠(高田和裁)
姫路市白国1丁目19−3 TEL:079−285−2663 



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