用材と交通に恵まれ発展した西播地域の家具

姫路家具は、背後に用材の豊富な宍粟郡一帯の森林を控え、古くから和洋家具いわゆる収納家具を中心に発展してきた。発祥は明治の初期といわれている。
姫路地区は、播磨地域の中核に位置すると共に、JRの山陽、播但・姫新各線の分岐点を占める交通の要衝であり、京阪神の大消費地に接近している。業界は、このような有利な立地条件を生かし、社会の生活様式の推移に適合し、地方色豊かな、人々に愛される家具造りを続けている。
しかし、近年では大型店の進出による中小零細販売店の減少や通信販売などの拡大による販売方法の多様化、安価な輸入品の急増など同業界を取りまく環境は厳しさを増している。さらに景気低迷で家具の需要が伸び悩むほか、ライフスタイルの変化に伴い家具への消費支出が以前より減少するなど課題が山積みしている。
業界では、大正2年に姫路和家具組合が設立された後、大正12年に洋家具組合が誕生し、昭和6年に両者が合併して姫路和洋家具組合が結成された。この組合が現団体(姫路家具商工業協同組合)の前身に当たっており、原材料の共同購入、技術改善など業界の近代化、合理化に努めている。



